コラム

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これ以上、奪わないで

DV被害当事者を支援している民間団体の講座に参加しています。講座の前半を終えて思ったのは、絶えず「新しい言葉」を得ていかなければいけない、ということでした。誰かを傷つけないために。〈※このコラムの1、2には、性暴力に関する記述があります〉 ...
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女性は道具ではない 

「若い女性の定着が重要」「若い女性の定着回帰を目指す」—。人口減少への対策としてこのような言葉を見聞きするたび、違う、そうじゃない、と強く思ってきました。6月5日、厚生労働省が2023年の人口動態統計を発表し、秋田県は出生数が「ワースト」と...
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「観光レディー」もうやめませんか

2月29日、秋田市の市政だより「広報あきた」が自宅に届きました。  表紙には「ミルハス」という秋田最大の芸術劇場で映画祭がある、という告知が載っていました。いろんな俳優や監督が秋田に来るんだな…と思いながらページをめくり、こんな募集記事が目...
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「体冷やすと、子どもを産めなくなるよ」

秋田の冬はとにかく寒い。「体冷やさないようにしないと。子ども産めなくなるよ」。10代から20代にかけて、そういう言葉を何度もかけられた。記憶があいまいではっきりとは言えないが、1976年生まれの私が中高生くらいの時にはもう耳に入っていたよう...
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女性記者と新聞 Aさんへの返信

Aさま 先日はこちらこそありがとうございました。まとまらない話をしてしまい、申し訳ない気持ちでしたが、自分の経験を見つめ直すことができました。言語化、相対化できず、いまだ悩んでいるような状況ですが、私でよかったらお答えさせていただきます。 ...
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「宗教右派とフェミニズム」 記者として、自分がスルーしてきたこと

20年ほど地方紙で記者をし、その間に取材したこと、目にした事象のひとつひとつの背景に、私は目を凝らしていただろうか。発表されたもの、見聞きしたことの表層を書いていたのではないか。  「宗教右派とフェミニズム」(山口智美/斉藤正美 著)を読み...
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ガザのために秋田からできることは

写真家の高橋美香さんがパレスチナの現状について発信する投稿を、ずっと読んでいる。パレスチナの日常をこれまでも追ってきたフォトジャーナリストだ。()  高橋さんの最近の投稿を、引用させてもらいたい。〈「悪いことをしたら、必ず捕まる、裁かれる」...
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これが秋田県民の総意? 秋田県議会の意見書否決に思うこと

これが秋田県民の総意と言えるのか? そう感じる出来事があった。  秋田県議会6月議会で、議員が提出した二つの意見書案が、反対多数で否決された。 一つは「特給法の廃止及び教職員の働き方改革の促進を求める意見書」。 もう一つは「保育士配置の充実...
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女であることが罪のような社会で

映画「燃えあがる女性記者たち」をみて  「女であること自体が罪だと言われているみたい」  インドのドキュメンタリー映画「燃えあがる女性記者たち」の中で、一人の記者がつぶやいた。それは女性の記者として、母親として、私がずっと感じてきたことだっ...
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性暴力の正当化を許さない

韓国の女性DJ 「DJ SODA」 さんへの性暴力について、ずっと考えている。性暴力を正当化する声、加害者を擁護する声の「源」は何なのかを、考え続けている。 2023年8月13日、大阪で開催された音楽フェスに出演していたDJ SODAさんが...
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知った瞬間、世界は変わる 『トランスジェンダー入門』を読んで      

当事者に語らせる前に トランスジェンダーの痛みを知らなければいけない。そう考えて『トランスジェンダー入門』(周司あきら、高井ゆと里)を読み始めた。 トランスジェンダーの人たちを傷つけてきたものは何なのか、これ以上傷つけないためにどうすればい...
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私たちはつながっている

時代をつくる最高裁判決 2023年7月11日、最高裁判所が一つの判断を示した。経済産業省に勤めるトランスジェンダーの女性が、職場の女性用トイレの使用を不当に制限されたとして国に処遇改善を求めた訴訟で、最高裁は女性の訴えを認め、国の対応を「違...
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