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ジェンダー

マイノリティの声に、耳をすます 2

生まれたときに割り当てられた性別とは、異なる性自認を生きる「トランスジェンダー」。その人権を傷つけるような言説がSNSを中心に起きています。たとえば秋田県内では、一部の議員がトランスジェンダー女性への偏見につながるような発信をSNSなどで繰...
ジェンダー

マイノリティの声に、耳をすます 1

生まれたときに割り当てられた性別とは、異なる性自認を生きる「トランスジェンダー」。その人権を傷つけるような言説がSNSを中心に起きています。たとえば秋田県内では、一部の議員がトランスジェンダー女性への偏見につながるような発信をSNSなどで繰...
ジェンダー

なぜ女性たちはつながるのか

秋田県内の女性議員がネットワークをつくり、1月25日に秋田市で初回ミーティングを開きました。なぜ今、女性の「つながり」が必要なのか。女性議員の声をもとに、考えたいと思います。 偏っていることに、慣れ過ぎている  まず、数字で現状を見てみます...
生活保護の記事

まるで「罰」のような申請主義

いつ、秋田市から「返還のお知らせ」が来るか分からない。毎日、びくびくした気持ちで過ごしている――。  生活保護費の「障害者加算」の過支給について、返還(いわれなき「借金返済」)を求められている人の声です。 【これまでの経緯】秋田市は1995...
さまざまな記事

小さな紙に思いをのせて 「ZINE」を作る人たち

ちいさな本「ZINE(ジン)」をつくるワークショップにおじゃましました。会場は秋田市の旧松倉家住宅。講師はライター・編集者の南陀楼綾繁(なんだろう あやしげ)さんです。4回つづきのワークショップなのですが初回と2回目を逃してしまい、1月21...
さまざまな記事

「睡眠薬をお守りに、学校へ向かう」 ある小学校の先生の声

今年の初め、ある小学校の先生にお会いしました。仮にA先生と呼びます。  ベテラン教員のA先生は8年前、うつ病と診断され、現在も通院して投薬治療を受けながら高学年の学級担任をしています。体調がすぐれないときは、職場に迷惑がかからない長期休みに...
ジェンダー

秋田の女性はアクセスできない――「経口中絶薬」承認から考える

「中絶するには、手術でかき出すしかない」。私は長く、そう思い込んでいました。しかしそれは日本国内の話であって、世界では「飲み薬」によって妊娠を終わらせる方法が主流となっており、WHO(世界保健機関)も推奨しているということを最近、知りました...
生活保護の記事

秋田市のミスで生じた「借金」 誰に背負わせるのか 返還求めなかった自治体も 

全国公的扶助研究会が管理運営している「生活保護裁決データベース」の検索画面。誰でもアクセスできる  秋田県秋田市(穂積志市長)が生活保護の障害者加算を28年にわたって誤支給し、対象世帯に過支給分を返すよう求めている問題をめぐり、13日に開か...
コラム

女性記者と新聞 Aさんへの返信

Aさま 先日はこちらこそありがとうございました。まとまらない話をしてしまい、申し訳ない気持ちでしたが、自分の経験を見つめ直すことができました。言語化、相対化できず、いまだ悩んでいるような状況ですが、私でよかったらお答えさせていただきます。 ...
生活保護の記事

「生活の苦しさを見てください」 当事者、秋田市の保護課長に訴える

物価がどんどん上がる中、1日1日、必死で生きる生活保護世帯が「資力を有している」わけがない。役所の人たちの感覚は、どこまで苦しい世帯の生活実態から離れているのだろう? そう言いたくなるような受け答えがおよそ30分続いた。「過大に支給した分も...
生活保護の記事

全国でミス多発の「障害者加算」 当事者に「返せ」はおかしい 花園大・吉永教授

秋田県秋田市(穂積志市長)が生活保護の障害者加算を28年にわたって誤支給し、対象世帯に過支給分を返すよう求めている問題は、行政のミスで生じた負担を何ら責任のない当事者に負わせるものだ。一方、秋田市だけでなく盛岡市などでも同様のミスが生じてお...
生活保護の記事

「自分は生きていていいのかな」 生活保護費の過支給 責任は、どこにあるのか 

「自分は生きてていいのかな、と思いました」 生活保護費の障害者加算(生活費のおよそ2割)を削減され、さらに、過去の過支給分の返還も求められると知った当事者の女性が、こう話した。「持病があって、働けなくて、保護っていう形で国や市にお世話になっ...
さまざまな記事

「過疎地のことを忘れないで」 秋田県の大雨被害 「対策」から見えてくるもの

これは、秋田県のある農村地帯の話だ。ここを流れる新城川(しんじょうがわ)という川は、大雨が降るたびにあふれ、住民は浸水被害を受けてきた。2023年7月、秋田県は大雨に見舞われた。そのとき、多くのメディアが取り上げたのは、SNSでさかんに流れ...
生活保護の記事

公開文書は「真っ黒」 秋田市の生活保護費障害者加算過支給返還問題 

秋田県秋田市(穂積志市長)が生活保護の障害者加算を28年にわたって誤支給し、対象世帯に過支給分を返すよう求めている問題で、民間団体「秋田生活と健康を守る会」(後藤和夫会長)が公文書の開示請求を行った。誤支給が発覚した5月の会計検査院検査の詳...
さまざまな記事

「15年後では、遅すぎる」 大雨で氾濫した秋田市の新城川 住民が県議会に陳情書

7月の記録的な大雨で氾濫した秋田県秋田市の新城川(しんじょうがわ)の流域住民が4日、秋田県議会事務局を訪れ、秋田県議会議長あてに「新城川河川改修に関する陳情書」を提出した。水害の常襲地でありながら、河川改修に既に32年かかっている新城川につ...
コラム

「宗教右派とフェミニズム」 記者として、自分がスルーしてきたこと

20年ほど地方紙で記者をし、その間に取材したこと、目にした事象のひとつひとつの背景に、私は目を凝らしていただろうか。発表されたもの、見聞きしたことの表層を書いていたのではないか。  「宗教右派とフェミニズム」(山口智美/斉藤正美 著)を読み...
生活保護の記事

当事者への説明、謝罪、一切なし 秋田市議会初日の本会議 生活保護費障害者加算過支給返還問題

秋田県秋田市の穂積志市長は、どのような説明をするのか。市議会初日の28日、本会議中継にじっと耳を傾けた。だが、一切言及はなかった。 秋田市が28年にわたり、精神障害者保健福祉手帳(精神障害者手帳)をもつ生活保護世帯に「障害者加算」を過支給し...
生活保護の記事

秋田市、当事者に「返還求める」 生活保護費障害者加算過支給返還問題

秋田県秋田市(穂積志市長)が生活保護の「障害者加算」を誤って過大に支給し、対象者に過支給分の返還を求めている問題で、秋田市は27日、返還を求めないよう要請していた民間団体「秋田生活と健康を守る会」(後藤和夫会長)に対して「返還を求めていく」...
さまざまな記事

地域を覆う怒り、無力感 改修工事にもう15年? 水害常襲地の秋田市下新城岩城 「工事を急いで」

2023年7月15日、秋田県は豪雨に見舞われた。16の河川が氾濫し、広範囲で浸水。各地で川の堤防が決壊し、田んぼに大量の土砂が流れ込む被害も発生した。特に人口の多い秋田市中心部の様子は、SNSや報道によって広く拡散された。 一方、中心部では...
生活保護の記事

「第三者委設置を」 秋田市生活保護費過支給返還問題 弁護士団体、市長に要望

秋田県秋田市(穂積志市長)が生活保護の「障害者加算」を誤って過大に支給し、対象者に過支給分の返還を求めている問題について、弁護士の団体である自由法曹団秋田県支部(虻川高範支部長)が7日、再発防止策などを検討する第三者委員会の設置や過支給分の...
コラム

これが秋田県民の総意? 秋田県議会の意見書否決に思うこと

これが秋田県民の総意と言えるのか? そう感じる出来事があった。  秋田県議会6月議会で、議員が提出した二つの意見書案が、反対多数で否決された。 一つは「特給法の廃止及び教職員の働き方改革の促進を求める意見書」。 もう一つは「保育士配置の充実...
さまざまな記事

「自分の体は自分のもの」 違憲判断、秋田県内の当事者の思いは

また一つ、司法による歴史的な判断が出された。最高裁判所大法廷は10月25日、戸籍の性別の変更を望むトランスジェンダーに対して生殖能力をなくす手術を課す性同一性障害特例法(特例法)の規定について、違憲との判断を示した。特例法の施行から19年。...
ジェンダー

リアルで会うことが抵抗のかたち 秋田市で「トランスジェンダーと話す会」

「トランスジェンダーと話してみませんか?」というワークショップが10月中旬、秋田市で行われた。SNSなどでトランスジェンダー(出生時に割り当てられた性別とは異なるジェンダーアイデンティティをもつ人)への誹謗中傷があるなか、「当事者がどのよう...
生活保護の記事

「寄り添った対応していない」 秋田市の生活保護費過支給返還問題 民間団体が相談会

秋田県秋田市が生活保護の「障害者加算」を誤って過大に支給し、対象者に過支給分の返還を求めている問題について、民間団体の「秋田生活と健康を守る会」が14日、秋田市内で対象者向けの相談会を開いた。訪れたのは3人。うち2人は約100万円の返還を市...
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デマを基に市議が一般質問 秋田県にかほ市 「差別する意図はなかった」

秋田県にかほ市の市議会議員が6月8日の市議会で、SNS上に流布した虚偽情報(デマ)を基に一般質問をしていたことが判明した。 デマは、埼玉県が設置の検討を進めている「オールジェンダートイレ」に関するもので、LGBT理解増進法の法制化について議...
生活保護の記事

謝罪文、一部世帯にしか送らず 秋田県秋田市 生活保護費過支給返還問題

秋田県秋田市が生活保護の「障害者加算」を誤って過大に支給し、対象者に過去5年の過支給分の返還を求めている問題で、秋田市が誤って過支給した全38世帯のうち、抗議した一部世帯にだけ謝罪文を出し、大半の世帯には出していないことが判明した。電話や文...
さまざまな記事

「学校は、地獄だった」 ローカルルールの集合体で生きられなかった子どもたち

文部科学省の「児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」が公表された。2022年度に秋田県内の小中学校で「不登校」だった児童・生徒は1566人、全国では29万9048人だった。また、いじめの認知件数は秋田県が4959件、全...
生活保護の記事

返還請求は「行政の責任放棄」 返還決定取り消しの判例も 花園大・吉永教授

全国公的扶助研究会会長・吉永さんに聞く 秋田市の生活保護費返還問題  秋田県秋田市が生活保護の「障害者加算」を誤って過大に支給し、対象者に過支給分の返還を求めている問題について、全国公的扶助研究会会長で花園大学社会福祉学部教授(公的扶助論)...
生活保護の記事

「返還求めるべきでない」 秋田生活と健康を守る会、秋田市に要請 生活保護費返還問題

秋田県秋田市が生活保護の「障害者加算」を誤って過大に支給し、対象者に過支給分の返還を求めている問題について、秋田生活と健康を守る会(秋田市)は4日午後に秋田市福祉事務所を訪れ、返還を求めないよう市側に要請した。  秋田市は1995年から28...
生活保護の記事

生活保護費の障害者加算、28年にわたり過支給か 秋田県秋田市 対象者に「返還」求める

秋田県秋田市が1995年から28年にわたり、生活保護の「障害者加算」を誤って過大に支給し、対象者に過支給分の返還を求めていることが判明した。これまでに過支給した世帯数や総額は不明。秋田市は過支給が把握できた38世帯に対し、時効が適用されない...
コラム

女であることが罪のような社会で

映画「燃えあがる女性記者たち」をみて  「女であること自体が罪だと言われているみたい」  インドのドキュメンタリー映画「燃えあがる女性記者たち」の中で、一人の記者がつぶやいた。それは女性の記者として、母親として、私がずっと感じてきたことだっ...
コラム

性暴力の正当化を許さない

韓国の女性DJ 「DJ SODA」 さんへの性暴力について、ずっと考えている。性暴力を正当化する声、加害者を擁護する声の「源」は何なのかを、考え続けている。 2023年8月13日、大阪で開催された音楽フェスに出演していたDJ SODAさんが...
コラム

知った瞬間、世界は変わる 『トランスジェンダー入門』を読んで      

当事者に語らせる前に トランスジェンダーの痛みを知らなければいけない。そう考えて『トランスジェンダー入門』(周司あきら、高井ゆと里)を読み始めた。 トランスジェンダーの人たちを傷つけてきたものは何なのか、これ以上傷つけないためにどうすればい...
コラム

私たちはつながっている

時代をつくる最高裁判決 2023年7月11日、最高裁判所が一つの判断を示した。経済産業省に勤めるトランスジェンダーの女性が、職場の女性用トイレの使用を不当に制限されたとして国に処遇改善を求めた訴訟で、最高裁は女性の訴えを認め、国の対応を「違...
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